2008/02/12

久し振りの狂言鑑賞

 先日、練馬・杉並周辺のローカルテレビを観ていたら、大蔵流狂言の山本家の稽古の模様や、若手へのインタビュー、また山本東次郎師の狂言に対する考え方などが、放送されていて、興味深く観た。
 その後、インターネットで検索したら、今日2月11日に杉並能楽堂で公演があるとのこと。狂言は初めてと言う友人を誘い、青青会第41回公演を観に行った。

パンフレットの印刷の文字が藍色の為、見え難いのが残念!
なお画像上でクリックすると、大きく見えるようになります。
File0080_8


 今回の杉並能楽堂は初めてで、杉並に能楽堂が有る事も、全く知らずに居たのだった。ここの能舞台は元々、本郷の弓町にあったものを杉並に移設し、現在に至っているもので、築100年近い舞台だとの説明があった。窓から差し込む自然光の中での鑑賞も初めて経験したが、昔は皆このように鑑賞していたのだろうかと思われ、貴重な経験になった。


File0079_7


 都内各所の他の能楽堂は大抵がビルの中に能舞台があり、見所は椅子席だが、この能楽堂は椅子席ではなく、板張りの上に座布団を敷いて鑑賞する。開演時間を電話で問い合わせた時に、「暖かくしてお出で下さい」と言われたが、当日は冷え込まず、見所は寒くはなかった。能楽堂のある町内の人達も鑑賞に来ていて、立錐の余地のないほどの満席となった。また杉並能楽堂と門に書かれていなければ、ここに能楽堂が在るとは思えない佇まいも良い。

 番組が全て終わった後、山本東次郎師が舞台に出て来られ、扇が曲の季節や、使う役柄毎に分かれている事などの懇切な解説もあり、つくづく来て良かったとの思いに満たされた一日だった。

 昔はNHK教育テレビで毎日曜日に、能・狂言の放送があり、テレビでの鑑賞だったが、20代半ばの頃から能楽堂に足を運んぶようになった。しかし6年前に練馬に帰って来てからは、家の事や雑事に追われ、また病を得てからは、外に出る事も少なくなり、能・狂言の世界とも疎遠になっていたが、今回JR中央線中野駅から、さして遠くない所で、狂言を観ることが出来、また一緒に行った友人も狂言との出会いを喜んでくれ、有り難い仕合せをした。
 
 山本東次郎師は30年ほど前に、水道橋の宝生能楽堂で舞台を拝見してからの、ずっとファンだったので、今回は格別な嬉しさがあった。
 
 これからは又、財布の許す限り、能楽堂に行きたいと思っている。

いつも読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/25

続北茨城紀行 美術館と温泉

六角堂を見学し、次に向ったのは岡倉天心の業績を展示してある、茨城県天心記念五浦美術館だった。
広い駐車場だが、雨の平日であったせいか車の数は少なかった。岡倉天心にちなむ物が展示してあり(当たり前だが)、その内容については、茨城県天心記念五浦美術館の頁を参考にして下さい。

同美術館では、茨城県の作家による絵画展が開催されていて、こちらも素晴らしい作品が多く、目を奪われて立ち去り難い氣持ちで見入ってしまう作品も数点あり、非常に楽しめた。
また第16回いばらき自然環境フォトコンテストも開催されていて、茨城の自然をテーマにした写真の数々を見ることが出来、一粒で二度美味しい「グリコアーモンドキャラメル」よりも遥かに上を行く、一回で三度楽しめた茨城県天心記念五浦美術館であった。

美術館の次は天心乃湯である。比較的新しい「立ち寄り湯」らしくきれいな外観だ。フロントでタオルを買い、一時間後にロビーで落ち合う事にして入浴。温泉なんて何十年ぶりだろうか?
遥るかな昔、会社の慰安旅行で行って以来で、恐らく35年ぶりくらいだろう。体重計に乗ったら最も重かった時から比ると、1,5Kg落ちていた(ニンマリ)。
一頃の温泉ブーム(今でも続いているようだが)の頃も、独りそっぽを向いていた偏屈者だが、最近では偶には温泉にでも浸かって、後はボンヤリ一日中海を眺めて居たい等とも思ったが、中々余裕が出来なくて足が向かず、だから今回の企画には大乗り気だったのだ。

頭にタオルを載せて湯船に浸かり、出たり入ったりし、半身浴で汗が出るまでゆっくり温泉を楽しんだ。カラオケのステージのある広間には、恐らく近在の人達であろう、座布団や持参した空気枕に頭に載せて眠っている人や、話に花を咲かせている人達がいて、ノンビリした雰囲気の「天心乃湯」であった。

2007.02.25  06:50’
今日も読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007/02/24

北茨城紀行 アンコウ鍋と六角堂

昨年末に運転免許を取得した友人にドライブへ誘われた。北茨城でアンコウを食おうと云う企画である。勿論二つ返事で乗りましたとも!小雨の降る中、家の近所まで迎えに来てもらい、練馬・大泉から外環道を経て、常磐道で北茨城インターチェンジで高速を下りて、五浦(いずら)海岸へ。五浦海岸は岡倉天心に縁の地で、この辺りの温泉や、店舗などは天心の名を付けた所が多い。

五浦海岸付近地図
クリックすると大きな画像で見られます。
File0053



お目当ての昼食は、船頭料理「天心丸」で、
アンコウの黄金鍋(アンコウの肝と味噌で味をつけた鍋)でアンコウ、ネギ、大根、ワカメが入っている。
アンコウは生まれて初めて食べたが、この鍋は旨かった!
天心丸さんの刺身盛り合わせ2人前は東京で出される5人前はゆうに有るボリュームで、天心丸のご主人、渡辺さんは船を4隻持っている漁師なので、魚の鮮度は極め付き、実に旨かった。鍋を食べ尽くした後、残った汁にご飯を入れて雑炊にしてもらったが、満腹+堪能できた。
店に有った名刺を貰ってきたが、裏には干物直販の文字が・・・。あの時、裏も見ていれば干物を買って帰る事が出来たのに・・・。今もって早とちりの癖は治っていないのを痛感した次第である。

その後、五浦美術文化研究所・六角堂などを見学。
受付で傘を借りて、雨降る中を崖っぷちまで下り、六角堂へ。
File0057
画像上でクリックすると、雄大な景色と六角堂が見られます。


20070223_003_1
小さな六角形の建物であるが、海岸と太平洋が一望できる造りになっており、岡倉天心の独創性と卓見が表れていた。六角堂の内部は小さな台形の畳が八枚敷いてあり、台形の畳が何とも珍しく、可愛かった。

さて、ここまで書いて来たら、隣の練馬総合運動場から、午後四時半の「お手々つないで」が響いて来た。そろそろ遅番の出勤時間となった、この続きはまた明日…。

今日も読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/15

人が落語に求めるものは(加筆訂正あり)

笑うことで人は自律神経などが安定し、穏やかになり、しかも身体も脳も活性化するらしい。時々おっちゃんの独り言にもコメントを寄せてくれるカニさんが、2月1日号の「サライ」が落語特集である事を知らせてくれた。
持つべきものは、良き友である(カニさん、ありがとう!)

10日(土)遅番出勤前に職場の近くの書店に行き、棚を見たが見当たらないので、店員さんに尋ねてみると、既に売り切れてしまったとの事でがっくり。そして今日(11日)午後から練馬の書店を回るも売り切れ、休み、売り切れ・・・。売り切れてしまった店で取次店に在庫が有れば取り寄せ出来るとの事だったので、それ以上尋ね歩くのもカッタルイし、在庫確認してもらうことにした。

何故だか突然、カツ丼が食べたくなり、スーパーマーケットでカツ丼と、夕食用に野沢菜のお焼き&惣菜パンを買って帰宅、テレビを点けると「六代目柳家小さん」の紺屋高尾という人情噺が始まるところだった。五代目柳家小さんの息子で、以前は柳家三語楼を名乗っていたが、五代目が亡くなり、息子の三語楼が「六代目柳家小さん」を襲名し、現在襲名披露中である。因みに六代目の息子も噺家で、今売り出し中の柳家花緑だ。(ここまで2/11に下書き)

紺屋(こうや、こんや)高尾という噺は人情噺だと書いたが、江戸・吉原の遊女、高尾太夫の美しい姿を見た紺屋(藍染)職人の久蔵という男、一度で良いからあんな綺麗な人と話がしてみたいと夢みたいな事を考えた。とうとう恋患いで寝込んでしまった。高尾太夫に会うためには十両という金が必要だと言われたが、しがない紺屋職人の久蔵が蓄えられる金は、年に三両!しかし久蔵は三年間頑張って、九両(くりょうと表現していた)の金を貯め、親方と出入りの医者の助力により、九両の金を十両にしてもらい、着物や履物を借りて吉原に行き、流山のお大尽の息子と偽って、目出度く高尾太夫に会えたが、次はいつ来てくれるのか?との問に、お大尽の息子と言うのは嘘で、自分は紺屋職人の久蔵だと打ち明ける。一年に蓄えられる金は精一杯働いて三両、花魁に会う為には又三年間、一生懸命働き十両貯めてからでなくては来られないと言うと、花魁は目を閉じて、じっと久蔵の話を聞いていたが、大名の遊び道具などと世間では言われている自分の事を、こんなにも思ってくれる人が居たのかと・・・。そして久蔵に、来年の三月十五日になれば、年季が明けるので、あなたの所へ嫁に行くから待っていて欲しいと言う・・・。
それを聞いた久蔵は天にも昇る氣持ちで、来年の三月十五日には高尾太夫が嫁に来ると、大喜びで周囲に話をするが、勿論誰も信じない。とうとう本名の久蔵とは呼ばれず、「三月十五日」と云うあだ名まで頂戴してしまうが・・・。
はたして三月十五日の朝、紺屋の店の前にカゴが一丁止まり、町女房の格好に姿を変えた高尾太夫が約束通り、久蔵の元に嫁に来たという噺である。

演者により夫々のバージョンがあり、三月十五日を二月十五日としている演者もあるし、久蔵をもっと間抜けな感じに演じているバージョンもある。聞き比べなども一層落語を楽しい物にしてくれるだろう。この日テレビで聴いた「六代目柳家小さん」の紺屋高尾は実に良い出来映えだった。これからも機会が有れば是非また聴いてみたい噺家である。

人が落語に求めるものは、『笑いと人情』なのであろう。これは人間が人間らしく生きて行く上で必要不可欠の要素なのだと、改めて思ったしだいである。だからこそ落語は廃れず、落語特集号の「サライ」は売り切れたのであろう。

2月9日にカニさんからメールを貰い、翌日から探し始めた2月1日号の「サライ」、あちこちの書店で売り切れていて、取り寄せを依頼して来たのだが、今日取り寄せを頼んでおいた書店から取次店にも在庫が無かったと連絡を受けた(更にがっくり・・・)。仕事帰りにも書店で尋ねてみたが、ここでも売り切れていた。
そして父がお世話になっている老健に行く途中に小さな書店が有ったのを思い出し、ダメ元で尋ねてみたら、なんと一冊だけ残っていた。しかも付録にCDが付いていた。「やかん」(三遊亭金馬)、「長屋の花見」(先代柳家小さん)「ひとり酒盛り」(笑福亭松鶴)、『般若心経』読経、松原哲明(龍源寺住職)ほか、豪華版である。本当に幸運だった。
今日はもう一つ幸運があったが、ページを改めて書くことにします。

2007/2/14  23:45’
今日も読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/04/25

この一曲、この一枚

久しく更新しなかった「この一曲、この一枚」を更新しましたので、ご覧 ください。いずれも私がお勧めする「この一曲、この一枚」です。今回は音楽だけでなく落語も取り上げました。きっと(たぶん)お楽しみ頂けると思います。

多謝、多謝、再見!by takagi no occhan

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004/11/27

立川談志と若手精鋭落語家の会

2004.10.19.jpg

午前中、掛かり付けの循環器の医院に行き、定期的な診察を受け、予約しておいたインフルエンザの予防注射をして貰った。先日の健康診断の際にまたコレステロール値が上昇したので、今日から薬を出してもらう事になった。
自炊が億劫になり、食生活の管理を怠っていたので、コレステロール値が上昇のだ。野菜中心の鍋が良いのだけれど、不精している。また高いツケを払う結果になるのは、避けなければならない。また自炊に戻そう。野菜の値段も下がって来た事だし。

続きを読む "立川談志と若手精鋭落語家の会"

| | コメント (4) | トラックバック (0)