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2009/10/27

本当の幸せとは

 私は高知のたからちゃんネットML(メイリング・リスト)を送ってもらっています。
 メンバーの畦地さんから、素晴らしい情報が寄せられましたので、ご案内します。
 読んでいて、私は涙が止まらなくなりました(相変わらずの泣き虫です)。

以下は畦地さんからのご案内です。
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再度のご案内ですが、明日(27日)
従業員の70パーセント以上が知的障がい者の会社、日本理化学工業の大山会長の
講演会を予定しています。
どなたでも聴講できます。
この機会に、みんなで「会社とは」「本当の幸せとは」を考えてみたいと思いま
す。

■日時  10月27日(火)19時30分
■会場  黒潮町入野「大方あかつき館」ホール
※当講演会の、黒潮町民大学第3講座となっています。
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「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本 光司・著)
より、抜粋。

■障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい。■

 「日本理化学工業株式会社」
 社員の7割が障害者の会社
 従業員約50名のうち、およそ7割が知的障害をもった方々で占められている神奈川
県川崎市のその会社は、多摩川が近くに流れる、静かな環境のなかにあります。
 この会社こそ、日本でいちばん大切にしたい会社の一つです。昭和12年に設立さ
れた「日本理化学工業」は、主にダストレスチョーク(粉の飛ばないチョーク)を
製造しており、50年ほど前から障害者の雇用を行っています。
 そもそもの始まりは、近くにある養護学校の先生の訪問でした。昭和34年のある
日、一人の女性が、当時東京都大田区にあった日本理化学工業を訪ねてきたそうで
す。

 

「私は養護学校の教諭をやっている者です。むずかしいことはわかっております
が、今度卒業予定の子どもを、ぜひあなたの会社で採用していただけないでしょう
か。大きな会社で障害者雇用の枠を設けているところもあると聞いていますが、ぜ
ひこちらにお願いいたいのです。」

 障害をもつ二人の少女を、採用してほしいとの依頼でした。
 社長である大山泰弘さん(当時は専務)は悩みに悩んだといいます。
 その子たちを雇うのであれば、その一生を幸せにしてあげないといけない、しか
し果たして今この会社にそれだけのことができるかどうか・・・。そう考えると自
信がなかったのです。

 結局「お気持ちはわかりますが、うちでは無理です。申し訳ございません
が・・・」
 しかし、その先生はあきらめず、またやってきます。また断ります。またやって
きます。それでも断ります。
 3回目の訪問のとき、大山さんを悩ませ、苦しませていることに、その先生も耐え
られなくなったのでしょう、
 ついに諦めたそうです。しかしその時、「せめてお願いを一つだけ」ということ
で、こんな申し出をしたそうです。
 「大山さん、もう採用してくれとはお願いしません。でも就職が無理なら、せめ
てあの子たちに働く体験だけでもさせてくれませんか?そうでないとこの子たち
は、働く喜び、働く幸せを知らないまま施設で死ぬまで暮らすことになってしまい
ます。私たち健常者よりは、平均的にはるかに寿命が短いんです。」

 頭を地面にこすりつけるようにお願いしている先生の姿に、大山さんは心を打た
れました。「一週間だけ」ということで、障害をもつ二人の少女に就業体験をさせ
てあげることになったのです。


 「私たちが面倒をみますから」
 就業体験の話が決まると、喜んだのは子どもたちだけではありません。先生方は
もちろん、ご父兄たちでたいそう喜んだそうです。

 会社は午前8時から午後5時まで、しかし、その子たちは雨の降る日も風の強い日
も、毎日朝の7時に玄関に 来ていたそうです。
 
 お父さん、お母さん、さらには心配して先生まで一緒に送ってきたといいます。
 親御さんたちは夕方3時くらいになると「倒れてないか」「何か迷惑をかけてい
ないか」と、遠くから見守っていたそうです。

 そうして、一週間が過ぎ、就業体験が終わろうとしている前日のことです。
 「お話があります。」と十数人の社員全員が大山さんを取り囲みました。
 「あの子たち、明日で就業体験が終わってしまいます。どうか、大山さん、来年
の4月1日から、あの子たちを正規の社員として採用してあげてください。あの二人
の少女を、これっきりにするのではなくて、正社員として 採用してください。
 もし、あの子たちにできないことがあるなら、私たちみんな
でカバーします。だから、どうか採用してあげてください。」

 これが私たちみんなのお願い、つまり、総意だといいます。
 社員のみんなの心を動かすほど、その子たちは朝から終業時間まで、何しろ一生
懸命働いていたのです。
 仕事は簡単なラベル貼りでしたが、10時の休み時間、お昼休み、3時の休み時間に
も、仕事に没頭して、手を休めようとしません。毎日背中を叩いて、「もう、お昼
休みだよ」「もう今日は終わりだよ」と言われるまで一心不乱だったそうです。ほ
んとうに幸せそうな顔をして、一生懸命仕事をしていたそうです。


 「誰でも何かの役に立ちたい」
 社員みんなのこころに答えて、大山さんは少女たちを正社員として採用すること
にしました。
 一人だけ採用というのはかわいそうだし、何よりも職場で一人ぼっちになってし
まいやすいのでないか、二人ならお互いに助け合えるだろうということで、とりあ
えず二人に働いてもらうことになりました。

 それ以来、障害者を少しずつ採用するようになっていきました。大山さんに
は、一つだけわからないことがありました。どう考えても、会社で毎日働くよりも
施設でゆっくりのんびり暮らしたほうが幸せなのではないかと思えたのです。

 なかなか言うことを聞いてくれず、ミスをしたときなどに「施設に帰すよ」と言
うと、泣きながらいやがる障害者の気持ちが、はじめはわからなかったのです。

 そんなとき、ある法事の席で一緒になった禅寺のお坊さんにその疑問を尋ねてみ
たそうです。するとお坊さんは
 「そんなことは当たり前でしょう。幸福とは…
 ①人に愛されること  ②人に褒められること ③人の役に立つこと ④人に必要と
されること です。
 そのうちの②人に褒められること、③人の役に立つこと、そして、④人に必要とされ
ることは、施設では得られないでしょう。この三つの幸福は、働くことによって得
られるのです。」と教えてくれたそうです。
 「その四つの幸せのなかの三つは、働くことを通じて実現できる幸せなんで
す。だから、どんな障害者の方でも働きたいという気持ちがあるんですよ。施設の
なかでのんびり楽しく、自宅でのんびり楽しく、テレビだけ見るのが幸せではない
いんです。真の幸せは働くことなんです。」

大山さんに関する参考サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20081103.html
http://www.toyokeizai.net/life/column/detail/AC/b37e4dc58d49359e7d2f01d054b08524/


いつも読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

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コメント

とても良いお話を・・・ありがとうございます。
私も、読んでいて胸が熱くなりました・・・。

私も、決して人事ではなく・・・知的障害をもつ姪の幸せを心から願っています。
そしてまた、もしかしたら家族以上にお世話をして下さっている施設関係者の方々にも頭が下がります。

今、この記事に触れた必然性を私なりに考えてみたいと思います。ありがとうございました。

投稿: keikono2 | 2009/11/18 00:33

keikono2さん 

お礼が遅くなりましたが、コメント有難う御座います。

私も「本当の幸せとは?」を、考える機会を与えられた
記事でした。

今、私が生かされている事に対し、感謝の念を新たにした
次第です。

そして、しみじみ「ご縁」とは有難いと思いました。
喜んで頂けて、こちらこそ感謝しています。

投稿: 高木のおっちゃん | 2009/11/18 13:46

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