« あの日からもう25年 | トップページ | 届いた心 »

2005/12/09

人情時代劇

今日の川柳のようなもの
「髪白くなって人情分り掛け」
「身に沁むは人の情けとすきま風」
200512

人情時代劇と言えば、大抵は江戸の下町を思い浮かべる。しかし著者の澤田ふじ子さんは京の下町を、職人や商人を書いている。京都という町は古くは日本の中心であり、天皇からお菰さんまであらゆる階層の人は住んでいた町で、故に職業もありとあらゆる職業が揃っていたのであろう。そのありとあらゆる人々の使う諸道具が生産される手工芸の盛んな町でもあったようだ。となれば職人も数多く住む。そこに描かれている人達の言葉は私が勝手に思い描いた京言葉より少し荒削りな京の下町言葉だったりする。しかし人情に西も東もなく、下町ならではの人の情が時には哀しく、時には微笑ましく描き出されている。こうした書物に出会えるのも活字中毒者の醍醐味であろう。澤田ふじ子さんの著作を読んだのはこれが二冊目であるが、職人の倅に生まれた私には何処か懐かしい世界がそこに息づいていた。機会が有ったら是非ご一読をお勧めする。

今日も読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

|

« あの日からもう25年 | トップページ | 届いた心 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38302/7535560

この記事へのトラックバック一覧です: 人情時代劇:

« あの日からもう25年 | トップページ | 届いた心 »