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2005/08/19

ちょっと(とっても)佳い本を紹介しよう

一昨日文庫本の山から、古今亭志ん生師匠の「なめくじ艦隊」を引っ張り出した事は書きましたが、その時もう一冊取り出した本が有りました。「ブロードウェイの天使」デイモン・ラニアン著、加島祥造訳、新潮文庫です。この本にはカバーがなく、どこかで安く買って読まずにおいた物のようでした。読み始めて読了の記憶がないのが判りました。なぜこの本を買ったのか?、それは加島祥造訳だったからだと思います。この短編集に納められている作品は1920年から40年代に書かれました。著者のデイモン・ラニアンはカンサス州マンハッタン(カンサス州にもマンハッタンと言う町があるんだって!)の生まれで祖父の代から三代に亘る新聞記者だったそうです。話の舞台は1920年から40年ころのニューヨークの裏町を舞台に書かれた短編集です。登場人物はギャングだの競馬の予想屋だの博打打ちだのといった面々ですが、下町の人情も豊かに描かれて、「ブロードウェイの天使」は映画にもなったそうで、天才子役と云われたシャーリー・テンプルの出世作だそうです。この本はこの夏、私の大好きな本の一冊に加わりました。
もう一冊も同じ頃1920~30年くらい間だったろうと記憶していますが(どこに仕舞ったか不明で間違いがあるかも知れません)、やはり新潮文庫で、訳も同じ加島祥造。リング・ラードナーの「アリバイ・アイク」です。アリバイとは言い訳と言う意味もあるのだと、この本で初めて知りました。で、このアリバイ・アイクは野球選手です。すごい当たりのライナーをジャンプして捕っても、仲間に褒められたりすると「何だか腕を伸ばしたくなってね、そうしたらボールが僕のグラブに入っていたのさ」みたいな事をいう男の話です。リング・ラードナーも新聞にスポーツ記事を書いていた経歴の持ち主でした。この「アリバイ・アイク」も短編集で気楽に読める、そしてとにかく面白い話が満載です。もしあなたの街の本屋さんでこの2冊を、又はいずれかを見付けたら是非手にとって見て下さい。

今日も読んでくれてありがとう! 感謝を込めて おっちゃん拝

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